【豆知識】発信元の電話交換器が着信先の電話交換機を見つけて接続するまでの仕組み

メインブログで、ある通話サービスの記事を作成するため、電話が繋がるまでの仕組みについて情報を集めていたのですが、

その中で、発信元の交換機が着信先の交換機を見つける仕組みについて知ったので共有。

発信元の電話交換機が着信先の電話交換機を見つけて接続するまでの仕組み

発信元の電話交換機は、着信先の電話番号上6桁から通信事業者を特定します。

どの番号をどの通信事業者に振り分けるかは、総務省が管理していて下記のページで確認することができます。
総務省|電気通信番号の利用・指定|電気通信番号指定状況

その情報に基づき、相手先の通信事業者にアクセスしますが、直接接続出来ない場合は中継交換機を経由して接続されます。
電話がつながるしくみ | NTT東日本

最初契約したキャリアからMNPで他社に移った場合の電話回線引き継ぎの仕組み

「電話番号上6桁から通信事業者を特定する」と言っても、MNPで別の携帯通信事業者へ乗り換えた場合はどうなるのか不思議ですよね。

同じ電話番号で任意の通信事業者と契約できるという事は、誰かが「この番号を使っている回線は、今あの通信事業者にいますよ」と教えてくれる必要があるからです。

この疑問はWikipediaで説明されていました。

個別DB電話番号帯管理方式:電話番号帯を割り当てられた事業者がデータベースを持ち、移転先事業者を管理し他事業者からの問い合わせを受け付ける。複数回の移転の場合でも履歴を番号帯管理事業者が管理し、無駄な問い合わせを繰り返さないようになっている。日本ではこの方式。

番号ポータビリティ – Wikipedia

つまり、最初にその電話番号を取得した通信事業者でデータベースを持っていて、引き継ぎをしているという事です。

例えば、SoftBankで新規契約して取得した電話番号でdocomoにMNP(①)。その後、docomoからauにMNP(②)と乗り換えをしたとします。

①と②のいずれの場合も、発信元の電話交換機は上6桁からSoftBankの電話交換機に一度アクセスします。でも現在はSoftBankと契約していないので、データベースに記載されている情報を発信元の電話交換機に返します。

その情報に基づき、発信元の電話交換機は現在利用されている通信事業者の電話交換機にアクセス(①の場合はdocomo、②の場合はauに)します。

格安SIM(MVNO)で新規取得した番号の扱いは?

自社で通信網を持たず大手キャリア(MNO)の通信網を借りてサービスを行っているMVNO。

格安スマホが普及するに伴って、MVNOで新規契約をする人も多くなっていますが、その方法で取得した電話番号はどんな扱いになっているのでしょうか。

現時点では、卸元の通信事業者に割り当てられた電話番号が割り当てられています

docomoの電波を使っているMVNO(IIJmioやOCNなど)ならdocomoに割り当てられた番号が、KDDI(au)の電波を使っているMVNO(mineoやUQ mobile)ならKDDIに割り当てられた番号が使われています。

ただ、今後MVNOにも直接割り当てられる可能性もあるようです。

今後は、加入者識別番号(IMSI)だけでなく、「080」や「090」などの携帯電話番号(MSISDN)もMVNOに直接割り当ててもらうことを要求していく。現状は、NTTドコモから設備を借りると、同社に割り当てられた電話番号を使うことになる。これがMVNOへの直接割り当てとなれば、固定発携帯をはじめとした音声通話の料金設定権を得られ、サービスの自由度が高まるという。

ニュース – 日本通信がNTTドコモに接続申請、位置情報を自前で管理へ:ITpro

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http://sn9-blog.okinawa/2015/05/24/1296